ネタバレアリなSSS


















ヤマトがやった、と司令部内は大騒ぎになっている。
<機転を利かせた元ヤマトクルーによる連携プレイで、危機を救われた>と、すぐさまネットニュースとなって世界を駆け巡った。


「雪さん?」

モニターの向こうをぼんやり見ていた雪に、隣の桐生美影が声を掛けた。
「あ、もう時間ね」
交代の時間だ。
さっさと恋人を迎えに行かなければ、と脳から信号が送られているが、雪は立つことができないでいる。

「大丈夫ですか?」

心配そうな美影に対して、雪は「うん」と頷いて、笑顔を作ろうとした。

「こういうことに慣れていかなきゃいけないのに」
眩暈がするのか、雪は目頭を軽く押さえて目を瞑った。
「無理ないですよ。こんなこと。キツイです」
「任務に支障をきたすわ。仕事とプライベートは分けなきゃ」

自分に言い聞かせるように強い調子で話す雪に、桐生はそれ以上の言葉はかけられなかった。

「お疲れ様です。彼氏にありがとうございました、とお伝えください」
冗談めかして言う桐生に、雪は「ありがとう」と言って、今度こそ、スっと立ち上がった。
背筋をシャンと伸ばし、視線は少し遠くに。


いつも彼が言うのだ。
「俺達は生きている。前を向いて歩いていこう。そうすれば幸せになれるよ」と。













さっきは美影相手にああ言ったけれど。

本当は心臓が抉り取られるくらい痛くて、息が出来ないくらい辛かったのだ。

目の前の彼は、いつもの彼だ。
「お勤め、ご苦労様です!」
雪は、カツンとブーツの踵を合わせて敬礼のポーズを取った。
そうでもしなければ、会うなり泣き出してしまいそうだったから。






柔らかく微笑んで、ユキ、と呼ぶ彼の音が、雪の皮膚に、髪の一本一本に、染みこんでくる。

さっきまで厳しい緊張感の中にいた彼と自分が、数時間の後、普通の恋人同士に戻って名前を呼びあう。
それがどんなに幸せな事なのか、二人はよくわかっていた。

「おかえりなさい、古代君」
「ただいま」

彼の肩に、雪は、自分の頭をちょこんと、もたせかけた。




















「四年の思い出しかない人を奥さんにしてもいいの?」
「四年の思い出があるから」

落ち着いた雰囲気のカフェ。平日の昼間で客は多くはない。
低いテーブルに古代は身を乗り出して、雪に迫った。
「充分だよ」


「凄いよね。昔の地球を見ているみたい」


「覚えてるの?」


「この三年間、楽じゃなかったよな」

「あなたと一緒だったから、全然苦じゃなかった。苦しい思い出も、いつかいい思い出になるよ。
私はあなたとたくさん、思い出を積み重ねていきたいの」

「うん」






うひひ~~~。いいね~~~古雪おデーーーートっ!!
ちょい長いSS書きたいなあ。



さて、ヨガで迷走(瞑想w または妄想)してこよう~~~。

久しぶりになんか降りてきそうな気がする。気がするだけでそんなこたぁなかったwかもしれん。
今年は不言不実行なので。


2017/02/27(月) 18:56 ヤマトSSS PERMALINK