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「宇宙戦艦ヤマト2202 古雪本 R18小説」
A5 P40 オンデマ 400円

+サンプル+

白い背中をこちらに向ける雪の表情はわからない。
月の光が、カーテンの隙間から差し込み、亜麻色の髪が背中でうねる姿を妖しく映し出している。
いつもは、情事が終ると、古代の胸に顔を埋めるようにして眠りにつく雪が、今夜は、彼に背を向けて眠りに就こうとしていた。
「……沖田さんだった」
古代は、そう答えながら、白い背中の窪みを指先でなぞる。
背骨が動く。彼女が少し俯いたのが、指先を通してわかった。
「私には、なにも」
見えなかった、と続けた雪を、古代は後ろから優しく抱きしめた。
「ヤマトに乗れって言われたの? 他のクルーは皆そう言ってた。古代君は、古代君は、どうしたらいいと思うの?」
「強い思いに引かれているのは確かだ」
古代が話を続けようとすると、雪はその先を遮るようにして、振り向いた。
「私は……、私も乗る」
「雪、」
「だって、私もヤマトの仲間よ。艦長、私のことは忘れちゃったのかな」
 寂しく笑った雪に、古代は何も言えなかった。


9月20日頃までこちらで呼びかけてみます。
それ以降、おもてのブログにも載せる予定です。
よろしくお願いします。





2017/09/06(水) 22:33 雑記 PERMALINK